こころのいちばんやはらかいところ

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ばかやろう


早朝からガソリンスタンドに列が出来る
仕事を終えたあとも
その列は延々と道路の端を塞いでいた

スーパーの棚も
コンビニの棚も
何が置いてあったのか分からない
驚いてるうちに
わたしは何を買うのか
忘れてしまった

わたしはゆっくり歩きたい
つつましい今日の暮らしが
人の荒波にのまれてく
鈍感な手が津波となって
棚から根こそぎさらってく

ばかやろう

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希求


誰がその太陽を昇らせよう
興奮さめやらぬ夜を超えて
失いつつあるものを見過ごす道に
昨夜の名残の水溜りを覗いて
おぼろげながらもそのなかから
空がおはようを言ったら
わたしは感謝するかわりに
あなたの一節を復唱する

こころが打ち震えてくる
そんなことで思わず涙したこと
誰にも知られないように

踏み切りの信号待ちで
赤い点滅を眺めていた
唸り声と風をおこして
他人事のような瞬間を遮る車窓に
無意識ながらも誰かの
現実が写りこんでいたら
わたしは反省するかわりに
あなたの一節を復唱する

ラング!
遅ればせながら
わたしは一礼した

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