こころのいちばんやはらかいところ

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落日


陽が落ちたあと 
直ぐ

町は やわらかいものに包まれる
シャツを脱ぐ時の
ほわ と逃げる体温のような色だ

なんて
かなしく
なんて
やさしい

なんか
せつなく
なんか
あったかい

陽が落ちたあと
直ぐ

直ぐだ


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日曜日の朝


風のない朝
ふわり、と 浮ぶのは
朝日を浴びた か弱い虫
綿毛のように 宙を舞う
きらきらと きれいだね 
穏やかな朝

風を待つツバメ
杜で相談 するカラス
居眠りのネコ
耳だけを三角に起こして

影は揺れた 
ひらり、と 視界の隅
ひと息つく 白いシャツ
風のささやきに 微笑んだ
そよそよと 気ままだね   
影も揺れた

頼もしいヒカリ
腕にヒリッと 痛み覚えた
髪を結わって
植木に水をあげましょか

ほら    
・・
いつものあれを口ずさみ
植木に水をあげましょう


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髪を切らなかったんだ


乱反射したゴガツの光
真珠のような光沢を纏う雲
それは
風に歩調をあわせて ゆっくり行進する
ワタシは雲の浮かぶ空が好きだと思った

そして
クスクス笑う 歩道に落ちた葉陰
風の通り道にたたずんで首を傾げる

それと
ずっと伸ばしていた長い髪が
風が頬を撫でるたびに道の上で遊ぶ

そうだ

なんで 髪を切らなかったのだろう

こうして 風がそよぐときに
なあに? と、振り向く影が好きだった
そうして ジブンの声を聴く 


そうだ

髪を切らなかったんだ


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ラ・ラ・ラ


歌詞のないうたを きみにあげるよ

期待した朝に雨の音がしたら
やり直しをするみたいに
もう一度 目を瞑って戻ってみたりするけど
やっぱりそれは嘘じゃなくて
ため息の枕に埋もれて
秒針を無駄に数えて怠ける理由を探った

そんな朝でもFMは
わたしの憂鬱を掃うように
「歌詞のないうたを きみにあげるよ」
 ラララ ララ

深層心理のネガがユメだとして
なんでもアリな世界でも
もう二度と 同じことはしないだろうけど
すっかり疲れ果てた朝に
歯磨きは規則正しく
答えは眠ってるときに導くもんじゃないから

どんな朝でも太陽は
わたしの深刻を笑うように
「歌詞のないうたを きみにあげるよ」
 ラララ ララ

でたらめな鼻歌のように
忘れそうかもしれないけど 
歌詞のないうたを きみにあげるよ

スニーカーの紐を縛りなおす 
屈んだきみの背中に
歌詞のないうたを きみにあげるよ


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思いつきみたいなもの


いまなら上手くやり過ごせる
我慢するほどのことでもないし
ちょっとがっかりするのも
ひとつのため息で終わってしまうよ

なぁーんだ




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