こころのいちばんやはらかいところ

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木曜日

願うなら木曜の朝に
よく晴れてその割には沈黙をし
部屋の奥まで届いた陽ざしに
自分だけ眠りこけた朝に
アンテナを張って探す
アキソラが哀しいと詩人がうたう日

罪のない無関心に置いてきぼり
それでも高くとおく

願うなら木曜の午後
柿の実がいつの間にか色づいて
幼い頃を思い出す誰かの庭
てっぺんの実は鳥のために
収穫の慣わしごと
似たような風景を見たことがあれば

艶のない柔らかな色がいいね
袖でこすって磨いた

願うなら木曜の晩に
蒸発をしていく色を一夜寝かせ
大地の鎮まりを促す虫の音
心の柔らかいところを弛ませ
物悲しさと近似値
いまのうちに解き放っておくから

アスファルトに靴音が響く前
それでも夜は眠らず

祈るなら木曜の晩に
まだ未完な藍色の空に星の瞬く音
もしも聴こえたなら、

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2 Comments

彼岸花さん says..."おはようございます。"
本当に、この詩は、今の季節の空気感を
とてもよく出していると思います。
透明で晴れやかなんだけれど、寂しい。

私も、真冬さんが足跡残しておいてくださってよかったな。
でないと、こうして会えませんでしたものね。
相互リンクははらないということですが、
それでも、これから、歳の離れた友達に
ならせてくださいね。
2009.10.16 09:12 | URL | #1TiIxTEs [edit]
眞冬 says..."Re: 彼岸花さんへ"
おはようございます。
この季節は眞冬にはたまらない季節です。
四季のなかでも特に冬が好きです。
冬の朝の緊張感がたまらないです。

私はリンクは、しない方針で(苦笑)
気が楽なんです^^;
地味に変わりものですが、気長に。

ありがとうございます。
2009.10.16 10:26 | URL | #- [edit]

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