こころのいちばんやはらかいところ

2

それは 長いため息をついたあと
音もたてずに地を走る根が消える
思い描くこともなく美しい色彩を放つとき
削がれる痛みすら愛おしくて抱きしめる
水面に映る月が一滴の泪で 揺らぐ
永遠にも感じる一瞬 風が、止む

それは 昔に聴いた音を拾ったあと
うつむいた瞳が真っ直ぐ前を向く
過去に放った鳩が戻ってくるのを知るとき
ポケットが住みかになった手を見つめる
路上の詩人の子もり唄が 泣く
永遠にも感じる一瞬 風が、止む

それは 同じこころで頷いたあと
反りあうものが同じ温度で重なる
皮肉にも一つになったのは別れをうなずくとき
心の奥底にその想いが沈んでゆく
抱きしめていた虚しさに体温が 戻る
永遠にも感じる一瞬 風が、止む

遍く大地に解き放って 行方も追わず
すべてが手元に戻ってきて それを慈しむ
ひとつ と ひとつ 永遠にも感じる、今

回帰した丘の上の 風が、止む 

該当の記事は見つかりませんでした。

-2 Comments

葉月 says...""
彼女の名前は・・・。
私が最初に出会ったあの少女です。
2009.06.17 20:46 | URL | #- [edit]
nora says..."葉月さん"
こんにちは。
コメントありがとうございます。
はい、見つけます、必ず。
2009.06.17 20:57 | URL | #efsCvMvQ [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。