こころのいちばんやはらかいところ

0

晩秋

11月だものね
やはり夜は冷え込んで
庭の椅子から眺める月は冴えて
きみの声を聴きながら
あたしはそっと温もる

まだ裸足でね
忍び寄るのは夜の土
風の便りをつま先で感じては
きみのことを案じながら
あたしは根を走らせる

昼に見せる顔は
そう長くはないアキソラ
東から吹く風はもう優しくはない
きみの眼差しを抱き寄せ
あたしはコートの釦を

コートの釦をひとつかける
きみと一緒に冬を迎えようと

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する