こころのいちばんやはらかいところ

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風の音に

空を見上げては
鳥になってみたいと思っていた
制空権が欲しいわけじゃなくて
上からみる私はどんなだろうと

解き放てないのは
うな垂れている首でつっかえて
再び下りていく熱さで爛れる胸
弧を描き哀れむもなく無表情に

風の音に乗って
それが自由に見えるのだろうか
翼が艶を失う前に大樹を見つけ
満天の夜空の下で今日を眠る

風の道は無常で
月の満ち欠けと日天の傾きに
宇宙の一隅のバイオリズムと
生死に背くこともなく落下する

本当のことなんて
知らなくてもいいけれど憧れて
空が白むのを待って合図もなく
枝を蹴り飛び立つ寝鎮まる朝

もう一度見上げる首筋が伸びていたら
連れてってくれないか?
知ってる
自由じゃないことなんて遠のむかしに


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