こころのいちばんやはらかいところ

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青い糸

ところどころ絡まり「だま」になっていても
解きながら手繰り寄せ君の目の前に立ち
手の平に糸玉を乗せて微笑む
そんなことを夢見た日々

苛々が募って無理やり引っ張り千切れ
青い糸の端が風に虚しく揺れている

青い糸の端がどんどん遠ざかっていく
指先が「後悔」という字を曇り空に書く

切れた先が風の中でさようならと
動けないまま悲しみに蹲る糸玉

雲間が割れて陽が差すとき
私は見上げることができるだろうか
その意味を知るための旅が始まる
手元に残ったわたしの青い糸よ


──誰の、もの


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