こころのいちばんやはらかいところ

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にんげん

カタチのあるものはいつかは滅びる
それは生命の循環のなかで必要不可欠
土に還らないモノは異物だと気づき始めた人類
地球を蝕む融けない殻がみなの呼吸を妨げる
乾いた咳が他人をそばに寄せない

心地よい言葉ばかりを耳に聴いて
理想には労働者の汗と涙の一文はあるが
苦言を呈したメモは握り潰され部下の首を晒す
アドリブの利かない役者、国を挙げての茶番劇
幕の袖に頭でっかちとメディアの控え

人間を排除した神の存在は一人の手に
真理は勘違いと自我を破れない誰かの欲望に
憎しみを帯びた弾を乱打し人口のバランスが保たれる
愛のない戦いに生まれた意味を知ることなく
泣き、怯え、悲しみ、こと切れる童子

ひとつ屋根の下に埋もれていく日常で
育たない母性と立場という柱に寄りかかる父
身勝手を手本にのびのびと育っていくのはわが子で
学校や社会を敵に回して多勢も無勢も
生き辛いか?生き辛いよな。──それでも!

にんげんは
許されたから生まれてきて
許しながら死んでいくのだ

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