こころのいちばんやはらかいところ

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ちょっとのはなし


果てない旅路に
私は何をみるのだろう
風は大陸の黄砂を抱いて
真空を目指しまっしぐら
電線はその身をよじり空を揺さぶる
高速の時代というのに時差が生まれ
思いのほか手作りの窮み
おいてきぼりは慣れてはいるけれど
ちょっと哀しい

飽くなき世界で
私は何を遺せるのだろう
名無しのうた、それ以下とも
空虚を埋めるべくの文字
人生は曼荼羅のように摩訶不思議
運命と呟きたくなるから溜息を吐く
思いのように進まぬ日々
ひとりぼっちは慣れてはいるけれど
ちょっと切ない

過去のないみち
私は何を持っていくのだろう
振り向けば今日を歩く靴底に
追っ手のような昨日の泥
天地を覆う漆黒の闇が透過していく
沈黙と沈黙の電波は周波数が一緒で
想いはすれ違いを語りあい
今更じゃないと慣れてはいるけれど
ちょっと寂しい




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3 Comments

89 says...""
想いはすれ違いを語り合い/ たとえばこういう一行が、頭の片隅に残ります。たとえばそれは虚しいのだけれど…いつしか静かに
優しさになる気がして…
詩のそういうところが好きです。
2010.03.22 10:01 | URL | #- [edit]
眞冬 says..."89さん、お久しぶりです。"
人は簡単に口に出して言ってはしまうけれど
大事な事ほど言えずじまいだったりします。
飲み込んだなかに本当があって、でもそれは
想い温める中での出来事で、手のうえに乗せたら
それはきっとうれしそうな顔をして、
そうであったらいいな、とおもいます。
自分サイドの極地な詩って、いかんですね^^;
でも、これが私特有の「冷の中でこそ感じる温」の
表現というのかな。
また、頑張りますね。

ありがとうございます。
2010.03.22 14:39 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010.03.23 14:28 | | # [edit]

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