こころのいちばんやはらかいところ

2

縁側

木の縁側ってさ、
この時期は座るのをためらうよね

久しぶり、
そんな躊躇をしながら
スカートを押さえながら君は座った
きっと湿っぽかったんだろう
もう一度座りなおした

君ってさ、
変なところ意地っ張りだから
座布団出しても「いい」っていうよね
座布団が湿るのを気遣って
分かっているから出さないよ

だからね、
あたしもそのまま横に座った
座るのにも「よいしょ」なんて言っちゃって
ほんと、もういい歳だね
それを言うなら「良い年でしょ?」

あはは、
やっぱつめたいじゃん、この意地っ張り
「でもこの縁側が好きだなぁ」って
やっぱり座布団持ってくるよ
君は立って桔梗の花壇に歩いてく

はいよ、
「今さら遅い」って君は笑う
「知ってるよ」って私も笑う
六月の梅雨の合間の片隅で
今日が君の好きな空で良かったよ

ほらね、
君は膝の上に座布団乗せて
やっぱり意地っ張りなんだなぁ
お茶を淹れるねこっちで飲もう
庭を振り返りながらあがって来る

木の縁側ってさ、
この時期は座るのをためらうよね

桔梗、少し持っていく?

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-2 Comments

葉月 says...""
やっぱり「庭」には縁側でしょう?
うん、縁側がいい。
桔梗の花ってね、咲く時に「ポン」って鳴るんだって。
聞いたことある?
2009.06.20 21:06 | URL | #- [edit]
眞冬 says..."葉月"
うん、聞いたことあるよ。
と、いうか子どもの頃に待てなくて、
咲く前に割ってよく怒られました(苦笑)
2009.06.20 21:10 | URL | #efsCvMvQ [edit]

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