こころのいちばんやはらかいところ

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永遠の車窓


窓に映るは過ぎ往くいま
傍観される確かないま
トンネルの中で浮かび上がる
暗がりを走る眠らぬユメ
すれ違う下りの電車に
加速の錯覚を覚えては
具体に肩を掴まれぬよう
目を閉じてまもり抜いた

無為に写りこんだシルエット
永遠の車窓

通路へだてて窓際のひと
しわくちゃの地図を胸に
予約の無い指定席に腰を下す
三枚越しの互いに気づき
目が合わぬ様に気遣って
投げる窓辺の夢に落ちる
降りる駅が違うのならば
こころの奥まで捜さないで

無常を手で抑えては抜ける風
永遠の車窓

うたかたに揺られゆめみし
永遠の車窓




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