こころのいちばんやはらかいところ

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平ら。


私は紙になろうと思った
だまっていてもお咎めもなく
古くなって端が黄ばんで
捨てられても落ち込むこともなく

私の上に置かれた文字が
私という褥で横になる
暇なときは「埃っぽいね」
愚痴りながらもさして気にもせず

感情の起伏はそこにはなく
読み進めるひとの心を借りて
少しだけ浮き上がる錯覚
そして何もなかったように眠る


他のことは彼らに任せて
平らな紙になろうと思った




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