こころのいちばんやはらかいところ

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七月の窓にようこそ


七月
まだうすねずみ色の空が似合って
まとわりつくのは汗と湿気た風と
ため息をつかないジンクス赤い傘

この道
まっすぐ行かれればの話だけど海
目印の塔はゆるぎないけれど迷路
進んで迷子になる人には直線距離

あの雲
ぐんぐんと見ていて頼もしい限り
その底に心待ちの青空が見え隠れ
急ぐのは会いたい人がいるってさ

ゆうべ
屋根裏の積った塵がそっと耳打ち
差し込むひかりの中だけキラキラ
晴れたらそっと逃がしてやってと

七月
湿った木枠の窓を開け放ちご挨拶
破ったカレンダーを紙吹雪にして
風のパレードにイロドリを添えて



昨日しまい忘れたスニーカーが
鉢植えと並んで文句を言っても
今日こそはきっと乾くさ、と
今日こそは

七月の窓にようこそ


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