こころのいちばんやはらかいところ

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晩夏


白いサブリナシューズに
丸めた新聞紙を詰めた
靴を脱いで歩くほど
もう若くはなくなっていて

今日の雨に足は溺れて
ブカブカと靴はぐずっていた

踏んだり蹴ったりの日に
踵が折れたサンダルを
手にブラブラさせた青い夏
こんちくしょう!と叫んだ道端
おどけたクラクションに毒づいて
あたしは夜と戦っていた
無傷を信じて疑わない
痛々しいこころの硬さ
居たことすら忘れたあたし

怖いもの知らずが懐かしく
出来ない自分が可笑しかった

やれやれ、と新聞紙を丸めては
靴に詰めているここに居た
角が丸くなった自分が居た
ちょっと好きなあたしが居た





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-2 Comments

waravino says..."こんばんわ^^"
こういうのって・・ある瞬間。ふっと脳裏に浮かぶ光景のような気がします。
きっと性を問わず。誰にでもあるのかもしれません。

この夏。サンダルを履いて歩いた日。最初から足背に当たる部分が痛んだんだけど。
それを承知で歩いていたら。案の定。左右の足背に水膨れができてしまった。
痛くて。途中。サンダルを脱いで歩いた。

その時。ああ。オレって。まだ若いねって思った(笑

でも。アスファルト上の砂利で。足腹が痛くなってね~^^;
すぐにサンダルを履いてしまった。
やっぱり。若くはないんだと思ったね。というか。危ないし~(笑

2010.09.08 21:15 | URL | #- [edit]
ノラ says..."waravinoさん"
今日は雨に祟られて、裸足で歩いているのと変わりなく、
逆に靴が邪魔でやんなっちゃうなぁ~、と思っていたら
若い頃の自分を思い出して笑ってしまいました。
これも出来なくなった一つで。
こういうことをする瞬間、なんなんでしょうね(笑)
やっぱり男性にもあるんですね。

直ぐに戻られて嬉しいです。
駄目ですよ、自分だけ^^。


2010.09.08 22:31 | URL | #- [edit]

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