こころのいちばんやはらかいところ

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午後


裏の小川のせせらぎが
いとも簡単に連れていくのだ
作為のない内緒話のようにチロチロと心地よく
葉陰から零れるちょっとだけでしゃばりな陽ざしと
空の話をやめないソプラノの小鳥
久しく遠のいた地上ののささやきが
ここにはあたりまえのような顔をして
そっと生きている

雨の降る日は川底を洗い
水に棲む生き物たちはそれに背かず
流されては上流を目指し戻ってくるのだろうか
キラキラ光る水面に黄色い落ち葉が旅にでた
美しい流線型を自慢げに走らせる魚
水鳥は流れを掻いて昼下がりに浮かぶ
ここでは何もかもがあたりまえでなく
そっと生きている

あたしたちってばかだね
声にだして言ってみた

フッ、と笑った

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