こころのいちばんやはらかいところ

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キヲク


わたしに似てると言えば
質の悪い画用紙だった
いまよりずっとザラついていた
色の埋まらなかった凹は
離して見ると光を醸しだしていた
言葉を持たない夢があった
笑みがこぼれるような一瞬がそこにあった

正直なクレヨンは
誰もが同じものを所有して
減り方にはいろんな解釈があった
並び方はまちまちだけれど
棒グラフのような規則性があった
間違わないような癖があった
使われない色は暗黙の了解で決められていた

ひっかき絵のために
息を殺す色があった




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