こころのいちばんやはらかいところ

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夜明け前


君よ
まだ 夢のなかの君よ
月は
この夜いちばんに静寂し
朝待つ者たちを暫らく無口にす
風は
真空のはざ間で産声を上げ
昨日は記憶に生まれ変わる

君よ
まだ 夢のなかの君よ
星は
無名の浪漫とともに在り
彼らの刹那は地上の永劫と為る
愛は
揺るぎなさを追い求め
善悪の手から零れ落ちて往く


まだ 夢のなかの君よ
私は
目覚めのうたを幾つか知る
だけどそれらを歌いはしない
君よ
朝が美しいのは瞬きする間
今日を手垢だらけにしようとするまでの

君よ
私は

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