こころのいちばんやはらかいところ

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アイトマートフの木


まだ見ぬ景色に根を走らせよう
わたしを遠くまで連れていってほしい
わたしはわたしを破り伸びていく

無傷の空に近しいものになりたい
制空権を持つものたちの目印になりたい
孤独な風の聞き上手になりたい

遠くへ旅立つ老人には思い出話をしよう
約束のわたしを解放してくれないか?
あなたさえ忘れた秘密の存在

少年の宝箱には裸根のすき間を与えよう
この枝では大人になると見えなくなるもの
しがみついて登っておいで

泣いたあなたをどうすることも出来ず
悲しみを知った梢を震わせてみたものの
わたしは銀河のでくのぼう
 

冬には眠る芽を守り 春には天地を賑わせて
夏には大気と交感し 秋には凡てお返しする

ぶっ足ったまま生きるを証す
わたしはただの名もない木

     ***   ***   ***   ***

一年間、お付き合いくださりありがとうございました
こうして続けてきて、やっと『わたし』で在りつづけることが
出来るようになりました。

詩も、私と共に泣き、笑い、唄い、
少しずつではありますが育っているようです。

ここを訪れて私の詩を読んでくださる皆様方、
ありがとうございます。
こころに響く詩が書けるように
人生を怠ることなく学んでいきたいと思っております。

そして古き友人たち。いつもありがとうございます。

みなさまが素敵な新年を迎えられることを祈って


                 感謝

                     黒崎 ノラ

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