こころのいちばんやはらかいところ

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アイ ノ カタチ

呼吸が苦しいくらいに抱きしめる
腹から湧き上がる熱いモノ。怒り
軋む背骨、抉る痛みを分け与える
何気なく、の半端な手は払いのける

風は、止む──
傷つかないように傷ついて
気付かれないように気付く
死んだように投げ出された手を
──手繰り寄せる

胸のケロイドに優しくキスをする
泣きながら求めるままに愛撫する
吸う息、吐く息、混ざる息、醒める息
肩越しに隠れていた童子と目が合う

振り子が揺れる──
音のない暁鐘、波動に首を竦める
大気を震わせ時空をゆっくり這う
睨みつけた運命の狭間に掛けた手
──振り落とされるな

掌の刻印と浮き上がる隠れ文字
侵すことと壊れることは同じ数値
奪い、与え、混ざり、慈しみ、育つ
記号と化した永遠のメビウスの輪

凌ぎを削る──
正面に立ち真空の風と対峙する
破り捨てた免罪符が宙を舞う
世界の暗転に誰も気付かぬ瞬く間
──眼を逸らすな


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4 Comments

hitori。 says...""
なかなか力強いですね

画にしてみたい詩だなぁ
2009.07.17 01:06 | URL | #7dP/ZTrE [edit]
眞冬 says..."hitori。さんへ"
おはようございます。
あ、是非描いてみてください。
眞冬の書いた詩は他の人にどのように変換されるのか
楽しみです^^ また、「画」になるとどういう風になるのか、
hitori。さんの世界で。
わくわくします。
2009.07.17 09:40 | URL | #- [edit]
葉月 says..."Re: アイ ノ カタチ"
<「奪い、与え、混ざり、慈しみ、育つ」

このカタチは男と女の数だけ全部違うのでしょうね。

でも、そのすべてが「愛おしい」という細胞になるのかも。

そのカタチは永遠の不思議だね。
2009.07.18 15:20 | URL | #- [edit]
眞冬 says..."葉月たん"
そうだね。
人の数だけ存在するんだね。
不思議が止まらない。

こうゆう固い詩を書いてるときは
目が据わっていたと推測されます(苦笑)
男女に限らず、現代では
なるべく世間と摩擦を起こさないように
しようとするでしょ?
現に、私自身がそうなんだけど(汗)
本当は知って欲しい知りたいと思いながらも
良い人のようにそつなく交わしたりして。
その中で、凌ぎを削るみたいな交流ができたら
それは「たからもの」ではないかな、と思って。

「愛おしい」という細胞。
いい言葉ですね。

ありがとうね。



2009.07.18 19:19 | URL | #efsCvMvQ [edit]

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